もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい

ビルから出てタクシーに乗り
予約しているホテルへ向かう

ホテルに入り
ベッドへドサリと横になると
ツーと涙が溢れた。

はぁっ······やはり·····
私は恋愛や結婚に
向かないんだと改めて思い

結月に
着いた事と玉砕と
ラインすると

疲れと時差と泣いてしまったからか
そのまま眠ってしまっていた。

目を覚ますと
目元がバリバリして痛くて
シャワーを使いながら
目元をケアしていく

着替えをして
一人でいると暗くなるから
食事に出掛ける事にした。
誰にも会いたくないから
一人で。

レストランに入り
注文をしてから
携帯を見ると
結月からのラインとメール、着信。
電話をかけるのは無理だから 
ラインとメールをみると

《どういう事?》
《大丈夫?》
《どこにいる?》
《相馬君、バカなの?》等など。

だから、
《今、外にいるから
     ラインするね》
と、入れてから
《明日帰るよ。
彼を酷く傷つけたみたい。》
と、送る。
既読になるが
返事は来なくて
私は、運ばれてきた食事をする
美味しいのに
少ししか食べれなかった。

すると
《気をつけて帰っておいで》
と、結月から。
《ありがとう。》
と、返して
少し街を探索する。

小物屋さんを見つけると入って
お店の雰囲気や
品物を見たりする。
気持ちが少し癒やされて行く

やはり、私には仕事しかない。

可愛い物
素敵な物
心癒される物
ずっと見ていたい物

そんな品々に出会うと
心がワクワクしてくる。

私は、私の元の世界に
戻ろう······


傷つけてしまった伊織に······

私が言うのもおこがましいが
元の伊織になって
  幸せになって欲しい。
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