もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい
アメリカで購入した
赤ちゃんの洋服や
結月と健太さんの
お揃いのパジャマを渡すと
とても喜んでくれた。
翌日は、碧木の両親の
お墓参りに亜希翔と伊織
相馬の両親と一緒に向かう。
お墓は、綺麗にされて
お花も生き生きと咲いていた。
【お義父さん、お義母さん
ありがとうございます。】
と、お礼を言うと
優しく微笑んで頷いてくれた。
私は、両親に亜希翔を紹介して
お腹の中にも二子がいる報告をした。
太田家では、色んな事があり
辛くて悲しい事が沢山あったが
それもこれも、
伊織との再会に繋がっていたのだと
思うと嘘の用に浄化されていく。
それは、伊織の優しさや愛情
相馬の両親の優しく温かく
包みこんでくれる生き方に
よるものだと思っている。
本当に·····幸せだ。
そう思いながら
隣にいる伊織をみると
ん?と、私を見返すから
首を横に振りながら
【幸せだなぁって思ったの
ありがとう、伊織。】
と、言うと
一瞬、目を見開いたが
にっこり笑って
【俺も幸せだよ。】
って、言ってくれた。
亜希翔は、相馬の両親を
引き連れてあちこち探検をしている。
相馬の両親が疲れないと
良いが·······
翌日は、伊織に亜希翔を
任せて結月とお出かけをした。
後で、合流することにして。
まずは、alkuに寄ることに
やはり、結月だ。
alkuは、店内も綺麗で
お客様も沢山····
「結月、本当にありがとう。」
と、言うと
「良かった。」
と、ホッとした顔で言うから
笑ってしまうと
「なに笑ってるの?
オーナーが何と言うか
ドキドキしてたんだから。」
「本当に?結月なら間違いないし
結月の好きな様にして大丈夫だよ。」
と、言って二人で笑いあった。
二人でランチして
ブラブラとショッピングモールを
見て回る。
亜希翔の日本の服や
お腹の赤ちゃんの服
どちらかわからないから
男の子でも女の子でも
着れる物にした。
結構沢山買い込んでしまい
カフェで休憩をする
その時に、私は伊織に連絡を
結月は、健太さんに連絡をする。
今日結菜は、
高橋のご両親が見てくれているらしい。
健太さんは、事務処理に職場に
行っているみたい。
結月と二人でオープンテラスに座り
注文をして話をしていると
テーブルの横で立ち止まる人影に
私も結月も顔を上げると
佐川さんが、顔色のない顔で
私達を見ていた。