薔薇のプリンセス
庭のテラスには、

スコーンにケーキ、サンドイッチ、

薔薇の花のお茶が運ばれて、

私たちはお話をしていました。

「リリーは本当にかわいいね」

「あ、ありがとうございます……」


するとクリスは私の前に来て跪き、
私の手を取りました。


「リリー、結婚してくれるかな?」


「私なんかでいいのでしょうか?」


「ふふ。リリーがいいんだ」


「もちろんです、クリス」


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