薔薇のプリンセス

そこに25歳くらいの
1人の紳士がやってきて……

「こんにちは」


「こんにちは」

私はスカートの裾を横に持ち上げ、膝をかがめて学院で習ったおじぎをしました。


「なかなか、パーティーというものはいつまでも慣れなくてね。君は、花の妖精さんか何かかな?」その紳士は言いました。

「いいえ……」
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