灼けるような恋の先。
クリスマスパーティー
怒涛の修学旅行から1ヶ月。
寒さが本格的になってきた12月。
あれから私は1度もまだ学校に行けてなくてずっと謹慎させられてる。
謹慎の間ずっと夏祭りに晄が取った金魚3匹の相手ばかり。
まぁそれもそんなにすることないけど。
だから名前も決めてみたわ。
灯から取ってトモくん
晄から取ってヒカくん
菫から取ってスミちゃん
そのまんまだけどね。
「クリスマスどーする?
お前ら2人で過ごしたいのか?」
夜ご飯を食べながらそう聞いてきたのは晄。
それに対して私と灯は顔を見合せたあと笑った。
「何気遣ってんのウケる」
「そうだよ、俺達はいつも一緒にいるし毎年3人でしてたんだから3人で過ごそう」
そんな年中ベッタリしたいわけじゃないし
私だって3人でいるのも好きだし。
私達の言葉に晄は嬉しそうににっこり笑う。
「だよなー!やっぱ3人で過ごさねぇとクリスマスじゃねーもんな!!」
「ははは、そうだね」
「ほんと好きだなーイベントもの」
3人で笑うが私は謹慎中だけどいいのか?いいんだろうか?
まぁいいか。
「やっぱパーティーだよな〜!
ケーキとおやつとプレゼント交換もしようぜ!」
「いいね」
「俺ケーキ予約しとくわ!プレゼントもバレねぇように買えよー!」