灼けるような恋の先。
「あ、でも3人みたいに仲良しさんは羨ましいなぁって少し思うよ!
理想のカップルだし理想の友達って感じ!大事にしないとだね!」
「うん、ほんとにね」
私に誇れる趣味なんて特にないけど、そんな理想だとか言われると嬉しいものだ。
特に燈ちゃんは純粋な子だから嘘じゃないのはわかるもん。
「ねぇ、クリプレ何貰ったら嬉しい?」
自分一人じゃもう何も浮かばなくて燈ちゃんにたずねると、燈ちゃんは少し悩んだあとにっこりと笑った。
「せっかく3人で住んでるんだから自分も使えるのとかにしたら?
トースターとかそれこそ3人おそろいのマグカップとか!」
燈ちゃんの言葉に私は意外なとこだな、ありだと思った。
そういやお揃いのものとかないし、そーゆーの晄好きそうだしいいかも?
「ありがと!いいの買えそうだわ」
「よかった!明日楽しんでね!
あ、あと謹慎明けたら遊ぼうー!」
「うん、ありだね」
人懐っこくて可愛らしい燈ちゃんにお礼を言って私は陶器系が売ってあるお店への足を向けた。
燈ちゃんとなら友達になれそうだし
なんなら晄とも上手くやっていけそうで、4人で遊んだりしたら楽しそうだななんて考えたのだった。