ムボウビハート
heart×10
あらたの為に、紅茶を淹れる。
お気に入りの、赤い小さめのやかんからは蒸気がしゅんしゅんと、音を立てている。
あらたとあたしの、お気に入りの紅茶葉が入っている缶を開ければ、紅茶の薫りが立ち上った。
リビングのソファーには、雑誌をめくるあらたがいる。
お気に入りの紅茶。
そばには、大好きなひと。
ココロの、シアワセ。
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