ムボウビハート



 「…あらた、大好き。」



素直なあたしの呟きに。


「俺もに決まってんだろ。バーカ。」


少し照れた様子で、あたしの鼻をつまむ。


「雷なんて、あたしが遠ざけてあげる。」


だから、大丈夫。


囁いて、抱きつけば。



「そ?さーんきゅ。」


抱きしめ返してくれた、あたたかく優しい腕。


ふんわり香る、いつもの澄んだ白。



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