ムボウビハート
heart×4
「ただいま、あんず。」
ドアが開く音に反応して、顔を上げたのと同時に、あらたの声がした。
「おかえり。あらた。」
あらたが近くに居てくれて、あらたの甘い白が香る距離がなんだか、とてつもなく、シアワセで。
秋の淋しい雰囲気が、あたしの感情を、解き放つ。
「おー、どうしたあんず?goodgirl」
言いながら、あらたがあたしを抱き締めて、旋毛にリップノイズ付きのキスを落としたのはきっと、あたしが真っ直ぐにあらたの胸へ、飛び込んだからだ。
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