揺るぎのない愛と届かない気持ち
衝撃 〜東吾
まさか
紗英が帰ってくるなんて、思いもしなかった。
俺と長内がベッドの上にいた時に。
俺はかろうじて短パンを履いていたけど、
長内は全裸だった。
お互い昨夜の酒が抜けきっていなかったのか、
まだ、酒臭い息が
俺たちを包んでいた。
頭だけはだんだんとクリアになってきて、
本当になんてことになってしまったのだろう。
あまりの出来事に時間を
巻き戻したいくらいだった。
「ともかく、早く服を着ろ。
よかったよ紗英が、留守の時で。」
「当たり前じゃない。
奥さんが留守じゃないと、
こういう状態にはなってないでしょう。」
長内もまだ酔いが覚め切っていないのか、
甘えたように言った。
二日酔いで頭痛がするのだろう、膝の間に、
もちろん掛け布団にくるまっているが、
頭を埋め込んでいた。
布団の中で声がくぐもっていた。
「頭が痛いのか。
おい、、、」
「私の気持ちはどこに行くんだろう、
ねぇとうごぅ!」
「おい、まだ酔っ払っているのかよせよ。」
長内は布団から上半身を出して
俺に抱きついた。
ちょうどその時に紗英が寝室に入ってきて、
そんな状態の俺たちを見たんだ。
「ごめんなさい。写真を撮らせてね。」
と言いながら、スマホで写真を撮る紗英。
紗英が帰ってくるなんて、思いもしなかった。
俺と長内がベッドの上にいた時に。
俺はかろうじて短パンを履いていたけど、
長内は全裸だった。
お互い昨夜の酒が抜けきっていなかったのか、
まだ、酒臭い息が
俺たちを包んでいた。
頭だけはだんだんとクリアになってきて、
本当になんてことになってしまったのだろう。
あまりの出来事に時間を
巻き戻したいくらいだった。
「ともかく、早く服を着ろ。
よかったよ紗英が、留守の時で。」
「当たり前じゃない。
奥さんが留守じゃないと、
こういう状態にはなってないでしょう。」
長内もまだ酔いが覚め切っていないのか、
甘えたように言った。
二日酔いで頭痛がするのだろう、膝の間に、
もちろん掛け布団にくるまっているが、
頭を埋め込んでいた。
布団の中で声がくぐもっていた。
「頭が痛いのか。
おい、、、」
「私の気持ちはどこに行くんだろう、
ねぇとうごぅ!」
「おい、まだ酔っ払っているのかよせよ。」
長内は布団から上半身を出して
俺に抱きついた。
ちょうどその時に紗英が寝室に入ってきて、
そんな状態の俺たちを見たんだ。
「ごめんなさい。写真を撮らせてね。」
と言いながら、スマホで写真を撮る紗英。