課長と私のほのぼの婚
青いハンカチ
冬美はその後、舘林課長と一緒に下田観光を楽しんだ。
水族館でウミガメやペンギンなど、海の生き物にほっこりしたあとは、風情あるペリーロードをぶらぶら歩き。開国博物館では下田の歴史を見学し、お土産も購入。
本当に、心から楽しめた。
駅近くに戻る頃、いつの間にか夕方になっていたのに気付き、少し寂しくなったほど。
だから、「最後にあれに乗りませんか」と、ロープウェイに誘われたとき、元気いっぱいに賛成した。
そんな冬美を見て、課長も嬉しそうに微笑んでいた。
寝姿山山頂駅でロープウェイを降りて、遊歩道を歩く。しばらく行くと展望台があり、港の景色を二人で眺めた。
ゆったりとした気分。
冬美は隣の彼をチラ見して、ふと、「年上男性もいいな」と思ったりする。助清くんをはじめ、冬美が好ましく感じるのはいつも年下の男。でも、課長に限っては、セオリーに当てはまらない何かを感じるのだ。
「野口さん」
「えっ?」
じろじろ見すぎただろうか。まさか心を読まれた?
冬美は慌てるが、彼は別のことを口にした。
水族館でウミガメやペンギンなど、海の生き物にほっこりしたあとは、風情あるペリーロードをぶらぶら歩き。開国博物館では下田の歴史を見学し、お土産も購入。
本当に、心から楽しめた。
駅近くに戻る頃、いつの間にか夕方になっていたのに気付き、少し寂しくなったほど。
だから、「最後にあれに乗りませんか」と、ロープウェイに誘われたとき、元気いっぱいに賛成した。
そんな冬美を見て、課長も嬉しそうに微笑んでいた。
寝姿山山頂駅でロープウェイを降りて、遊歩道を歩く。しばらく行くと展望台があり、港の景色を二人で眺めた。
ゆったりとした気分。
冬美は隣の彼をチラ見して、ふと、「年上男性もいいな」と思ったりする。助清くんをはじめ、冬美が好ましく感じるのはいつも年下の男。でも、課長に限っては、セオリーに当てはまらない何かを感じるのだ。
「野口さん」
「えっ?」
じろじろ見すぎただろうか。まさか心を読まれた?
冬美は慌てるが、彼は別のことを口にした。