ペリドットの約束
そのとき、個人練習の部屋のドアが開いた。

「ありがとうございました。ロベルトさん。本当に、本当に、ありがとう。ありがとう」
ロベルトがレッスンをしていた人は何度も何度もお礼を言った。

「いえいえ」
ロベルトはその若者に握手をして、私たちのところに戻ってきた。

「アルノルド先生、感謝されるっていいですね」とロベルト。

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