ペリドットの約束

「うん。急に手紙が来て、住所も書いてない、遺書みたいな手紙だった。俺は彼女を探すことにしたけど……もう亡くなってるかもな」

「……そうなのですね……」

「神殿行くけど、俺まじで神殿のこともユリア様の教えも信用してないからな」

「どうしてですか?」

「聞いても嫌な気持ちになるだけだけど」

ロベルトはなんとなく機嫌が悪そうだった。
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