ペリドットの約束
今日は18歳の誕生日で、私の部屋には、プレゼントの箱がたくさん置かれた。

中身はバースデーカードに本やぬいぐるみ、新しいドレス、靴やキャンドル、お花などだった。

「プリシラさま、お誕生日おめでとうございます。いっそうお美しくなられて……」
世話係の巫女はそう言った。

けれどわたしには、
ひとつ気になることがあった。

「ありがとう。でも、あの……わたし、一生ここにいるのでしょうか?」

「お兄さまが心配しておられますから。

プリシラさまはユリアさまの生き写しですから、どうか悪党からご自分の身を守って、大事になさってください」


兄はパーティーに姿を見せなかった。



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