ペリドットの約束

「プリシラ、ここから首都へは列車で一本だ。明日戻れ」ロベルトは言った。

「いやだ」あれ?私、今、いやだって言ったの?そして自制がきかずに、ぽろぽろと言葉が溢れ落ちる。

「ロベルト、私ロベルトのことが好きです。一緒に旅を続けましょう?ねえ、フローラって人はもう……亡くなってるかもしれないのよ?それなら2人で楽しく……」
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