ペリドットの約束
第1章
物心ついたころから、自分が特別な存在であることはわかっていた。
自分を特別な存在たらしめたのは、
生まれであり、白と金色のウェーブのかかった髪であり、くすんだ緑色の瞳でもあった。
私は司祭の父と、巫女の母の娘として生まれた。家は神殿だった。
自分を特別な存在たらしめたのは、
生まれであり、白と金色のウェーブのかかった髪であり、くすんだ緑色の瞳でもあった。
私は司祭の父と、巫女の母の娘として生まれた。家は神殿だった。