ペリドットの約束
夢を見ていた。

「プリシラ。楽しいかい?」
兄が現れてその名前を口にした。

プリシラ?
それわたしの名前?

わたしの名前おでこじゃなかったっけ?

あれ?おでこ?変な名前だなぁ



そこで目が覚めた。

気がつけば列車がとまっていた。
イースティンに着いたのだろうか?

「お嬢さん、旅の方、わたしはこの村で降りるわ。お目にかかれて光栄だったわ。良い旅を」

おばあさんはそう言って行ってしまった。
やっぱりわたしの正体はばれていた。
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