Extra Fight集 〜年下上司が、地味な私への溺愛を隠してくれません〜
Extra Fight 4 テーマパークへのお誘い、断られるの巻 Side加藤
僕の、可愛くて、少し困った彼女の高井綾香は、今日もあの男と仕事中に雑談なんかしていた。
一体何度、あの男……河西と話をするなと忠告しただろうか。
また今日も、お仕置きをしてあげないといけないな。
コーヒーを買いに行くふりをしながら、さりげなく2人の席の近くに行く。
そもそも、あの2人の席を近くにすることが良くなかった。
誰だ、あの配置にしたのは。
……僕だったな。
くそっ。
同期がいた方が、彼女も喜ぶかもしれないと妙に気を回したのが良くなかった。
あの時の僕に会えたら、全力で止めるのに。
「ねえ高井さん、ディ●ニーランドって好き』
「え、好き好き!」
そうなの!?
彼女が僕の家に来た時に、どこにデートに行こうかと尋ねても
「んーどこでもいい」
としか答えてくれない。
ランドも、デート先の候補として考えなかったわけじゃないけれど、特に彼女からリクエストもなく、自分も人混みが嫌いなことから避けてはいたが……。
ちょっと、これは、聞き捨てならない。
「実はさ、早瀬と井上さんが今度ランド行くって言うんだけど」
「へー。あの2人付き合いたてだよね。もうランド行くんだ」
「まあ、初デートじゃないから大丈夫じゃないかってことらしいけどさ」
「ふーん……なんだかんだでラブラブだねぇ……あの2人」
付き合いたて?
もう?
ラブラブ?
一体どういうことだ?
一体何度、あの男……河西と話をするなと忠告しただろうか。
また今日も、お仕置きをしてあげないといけないな。
コーヒーを買いに行くふりをしながら、さりげなく2人の席の近くに行く。
そもそも、あの2人の席を近くにすることが良くなかった。
誰だ、あの配置にしたのは。
……僕だったな。
くそっ。
同期がいた方が、彼女も喜ぶかもしれないと妙に気を回したのが良くなかった。
あの時の僕に会えたら、全力で止めるのに。
「ねえ高井さん、ディ●ニーランドって好き』
「え、好き好き!」
そうなの!?
彼女が僕の家に来た時に、どこにデートに行こうかと尋ねても
「んーどこでもいい」
としか答えてくれない。
ランドも、デート先の候補として考えなかったわけじゃないけれど、特に彼女からリクエストもなく、自分も人混みが嫌いなことから避けてはいたが……。
ちょっと、これは、聞き捨てならない。
「実はさ、早瀬と井上さんが今度ランド行くって言うんだけど」
「へー。あの2人付き合いたてだよね。もうランド行くんだ」
「まあ、初デートじゃないから大丈夫じゃないかってことらしいけどさ」
「ふーん……なんだかんだでラブラブだねぇ……あの2人」
付き合いたて?
もう?
ラブラブ?
一体どういうことだ?