スタンドバイユー
「お前があんまり、かわいー事言うから、今日は許してやらない」




なんて、不敵に笑った愛。




ちゅ、リップノイズつきのキスをあたしに、落とした。





いつもだったら、止まるとろこが、今日は止まらなくて…





「お前のせいだからな」





なんて言って、それでも、






「―いいか…?」





聞いてくれた。





愛といればあたし、恐いものなんて、1つもなくって。






俯きながら、こくんって、頷いた。





彼はふっ。って笑って、あたしをベッドに連れて行って。





「嫌なら途中で止めてもいいんだからな?」





優しく囁いた愛に、





「…そんな事、言ってあげない!」




ちょっと強がった。





「あぁ、もう!」って、




あたしを見下ろして、





「痛っ!なんでぇ?!」





なぜだか、盛大にあたしのおでこに、でこぴん。



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