スタンドバイユー
あたしが箱の中に見つけたものは、
小さなリングと小さく畳まれた紙で、
その紙には、
『いつも信じてくれるキミに、ピンキーリングを贈呈します。いつかは、薬指用をプレゼントするから、待ってて下さい。いつも一緒にいよう』
書いてあって―…。
また、テレビ画面の中の彼に視線を戻すと、
愛のネックレスのトップが、今あたしの手の中にあるリングと同じだということに気がついて―…。
「…、これは、反則でしょ…」
思わず呟いたあたしに、
画面の中の彼が、
にこっ。
笑った気がした。
今、いる場所は離れていても、手のひらのピンキーリングがあたしと愛を繋いでくれる。
微笑んで、今日1日を頑張ろう。
・
小さなリングと小さく畳まれた紙で、
その紙には、
『いつも信じてくれるキミに、ピンキーリングを贈呈します。いつかは、薬指用をプレゼントするから、待ってて下さい。いつも一緒にいよう』
書いてあって―…。
また、テレビ画面の中の彼に視線を戻すと、
愛のネックレスのトップが、今あたしの手の中にあるリングと同じだということに気がついて―…。
「…、これは、反則でしょ…」
思わず呟いたあたしに、
画面の中の彼が、
にこっ。
笑った気がした。
今、いる場所は離れていても、手のひらのピンキーリングがあたしと愛を繋いでくれる。
微笑んで、今日1日を頑張ろう。
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