スタンドバイユー
「うっわっ…。俺、寝てた?」





慌ててあたしの膝から起き上がった愛は、





「どれくらい寝てた?ってか、膝痺れただろ?ごめんな」





って、あたしの頭を撫でて、





「あぁ。もう、戻んないと」






って、玄関に向かった。





あたしも慌てて、






「愛、待って!」





呼び止めて。





「ねぇ、ちゃんとご飯食べられてる?これ、良かったら食べてね」




忙しくても食べられるように作った、おにぎりのお弁当を渡した。





「…わざわざ、作ってくれたの?やべー…嬉しすぎるんだけど!!」






突然あたしを抱き締めて、お決まりのキスをくれた。




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