スタンドバイユー
「…あのさ、俺からもプレゼントなんだけど…」
って、愛がジーンズのヒップポケットから取り出したものは―。
「…鍵…??」
「俺の部屋の。良かったら貰ってよ。帰って来た時に、好が居てくれたら、嬉しいし」
愛はあたしの手に、鍵を握らせて。
「じゃ。行って来ます」
あたしにキスを1つ残して、仕事へ出掛けた。
玄関に立ち尽くすあたしの手のひらの中にあるのは、
間違いなく愛の部屋の鍵で、
鍵の先には板チョコの形のキーホルダー。
「どんな顔して選んだんだろ…?」
考えたら、自然と頬が緩んだ。
愛さん欠乏症。
どうやら、完治しそうだな…。
・
って、愛がジーンズのヒップポケットから取り出したものは―。
「…鍵…??」
「俺の部屋の。良かったら貰ってよ。帰って来た時に、好が居てくれたら、嬉しいし」
愛はあたしの手に、鍵を握らせて。
「じゃ。行って来ます」
あたしにキスを1つ残して、仕事へ出掛けた。
玄関に立ち尽くすあたしの手のひらの中にあるのは、
間違いなく愛の部屋の鍵で、
鍵の先には板チョコの形のキーホルダー。
「どんな顔して選んだんだろ…?」
考えたら、自然と頬が緩んだ。
愛さん欠乏症。
どうやら、完治しそうだな…。
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