お嬢様の憂鬱【上】




とある病室、




ガラガラ




とあわただしく扉が開いた



「はる兄っ!?るな、いる!?」


ここは、はるとの病室だった




はるとは、ぐったりしているが起き上がり返事をした




「……るな?…るなはここにはいないよ。なにを言っているんだなつきは」




落ち着きながらも、どこか期待したような声で言った




なつきは、まだるなが事故にあったことを知らないようだ



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