お嬢様の憂鬱【上】



一ノ瀬…るな!?



ぼくは意を決し



「誰か事故にあわれたのですか?」



と尋ねた




「ええ…わたしの娘が…車にはねられて意識不明の重体だそうよ…なんてことなのかしら」




「あの、ぼく…るなさんと知り合いなんですけど…」



「あら、そうなの?」



「ぼくも一緒に連れて行って下さい!!!」




こうして、ぼくもついて行くことになった




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