お嬢様の憂鬱【上】



そこには、何本のチューブで点滴を受けているるなの姿があった



「るな…!!!!!!」


るなのお母さんらしきひとはるなに近付き、声をかけた




が、しかし


るなが反応することはなかった


顔色も悪く、さっきまで居たるなの姿はどこにもなかった



「るな…」




ぼくは、そういうしかできなかった



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