お嬢様の憂鬱【上】
:失われた記憶




バタバタと外から足音が聞こえる


うるさいな、と思った大量の足跡は


わたしのいる部屋の前で止まり


ガラガラガラ



と扉を開け、


「しつれいします」



と入ってきた



白い白衣の着た白髪のおじいさんだった


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