お嬢様の憂鬱【上】



―――――はるとの部屋




ガラガラガラ



また、あわただしく扉が開く






はるとの部屋に行ったのは…るなのお母さんだった



「あの…、すいません…はるとくんであってる?なつきくんのお兄ちゃんの」





いきなり入って来た女の人は息を切らしながら言った



「はい…あってますけど」




というと



「るなが……目を覚ましたの」



< 175 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop