お嬢様の憂鬱【上】



風のように去っていった彼は


もう、何処にいるのか分からない



彼は誰だったのか、


何故私の名前を知っているのか・・・





そして、何処か懐かしげな表情をする彼。






謎はつのるばかり



だけど、さっきまで心にポッカリと開いていた穴が


温かくなったような気がした




気のせいかもしれないけど



私は彼に初めて興味を持った



また・・・会いたいと思った




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