お嬢様の憂鬱【上】



「なにか、思い出したくないものでも思いだしたのでしょうか…一応、睡眠薬をふくんだ注射をうっておきますね」





「あ……はい」




そして、細い注射の針を



プスッ



とさした




その途端、急に眠気が襲ってきて



「いや!いやぁぁぁぁぁ―――――………」




バタ




と、わたしはあっという間に眠りについてしまった



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