お嬢様の憂鬱【上】



「………るな?」



一瞬、目を見開きわたしの姿を見つめ


「こんなに痩せて…なにがあったんだ?」


と、心配するような目でわたしを見た




「ご飯…食べられないの。食べても、吐いちゃうの」



いきなり、そんなことを言われ戸惑ったがちゃんと答えることができた




「わたしのこと、心配してくれているの?」


とっさに聞いてしまっていた


< 204 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop