お嬢様の憂鬱【上】


一瞬、沈黙が流れる


「ああ…あるよ」



「…あたしの、お母さんは…どういう人だった?」



あたしははるとの目を真剣に見つめ、捕えて離さない

「るなのこと、考えてるなが目を覚まさない間とか…ずっとるなの側にいたんだよ」


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