お嬢様の憂鬱【上】



別に、関係ないや。



と思い
目線を窓に向けた



小鳥が、チチと泣いている




すると

「一ノ瀬、お前の隣、空いてるだろ。お前、そこ座れ」



・・・ん??




一ノ瀬?!


って、あたしじゃん!!!



と思って顔を上げる。





すると、先生が指をあたしに差しながら、


美少年がこっちを見ながらニコニコしていた――



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