お嬢様の憂鬱【上】
「そういう顔、そそるよ・・・」
不良男はあたしの口を押さえながら
服のボタンをはずしはじめた
「ん−、ん−・・・!!!」
あたしは、開かない口で
必死に抵抗する
だけど・・・男の力に
女のあたしがかなうはずがない
あたしは、足で男の足を蹴った
一瞬、力がゆるんだスキに
逃げようとした
だが、あっけなく
また捕まってしまった・・・
あたし、このまま犯されちゃうの??
脳裏に、不安がよぎる――