片恋
○○くんの彼女
俺と付き合って……?
もしかして、それが交換条件?
私が好きなのは、伊月くん。
それは、延藤くんも知っているはず。
断ることは、簡単。
でもそれは同時に、秘密が洩れることを意味している……?
冷たい汗が、背中に伝う。
「わ、私は……」
この先の言葉なんて、準備していなかった。
だけど、どっちにしろ、何も言えないことになる。
「真桜!」
「!!」
そうやって私の名前を呼ぶのは、延藤くんじゃない。
「い、伊月くん?」
もしかして、それが交換条件?
私が好きなのは、伊月くん。
それは、延藤くんも知っているはず。
断ることは、簡単。
でもそれは同時に、秘密が洩れることを意味している……?
冷たい汗が、背中に伝う。
「わ、私は……」
この先の言葉なんて、準備していなかった。
だけど、どっちにしろ、何も言えないことになる。
「真桜!」
「!!」
そうやって私の名前を呼ぶのは、延藤くんじゃない。
「い、伊月くん?」