片恋

ドッと疲れた。

家に帰って、制服のままベッドにダイブ。


延藤くんの考えが、本当に分からない。

少し前まで、私を嫌いなことを隠そうともしなかったくせに。

「嫌いじゃなくなった」って、何?

分かることは、なんだか余計に面倒事が増えそうなことだけ。


席替え……したいなぁ。


ため息をついて、ベッドの上に座る。

……着替えようかな。


──ピコンッ。


「ん?」


スマホにメッセージ通知があって、ポケットから取り出す。
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