片恋
「はあ……」
ため息は何回しても、し足りない。
「またため息ついてる。一生分の幸せ、逃げたかもね」
「っ!!」
その言葉と共に、ピタッと頬に氷のように冷たいものが当てられて、飛び跳ねそうになった。
延藤くんが、缶ジュースをふたつ手に、私の隣に座る。
なんだ、いたんだ。
ため息は何回しても、し足りない。
「またため息ついてる。一生分の幸せ、逃げたかもね」
「っ!!」
その言葉と共に、ピタッと頬に氷のように冷たいものが当てられて、飛び跳ねそうになった。
延藤くんが、缶ジュースをふたつ手に、私の隣に座る。
なんだ、いたんだ。