片恋
「いつもそばにいる延藤くんの友達も、これを知ったら、すごく喜びそうだね」
カラオケに行った時にも、特に女子に、歌声を期待されていたし。
延藤くんは少し黙って、何かを決意したように口を開いた。
「言ってないよ、真桜ちゃん以外には」
「……え?」
「この動画サイトのことは、真桜ちゃん以外は知らない」
真剣な瞳が、私の目を離してくれない。
「え……、えーと……?」
困り果ててしまい、私は口元に薄く笑みを作って、声を漏らした。
カラオケに行った時にも、特に女子に、歌声を期待されていたし。
延藤くんは少し黙って、何かを決意したように口を開いた。
「言ってないよ、真桜ちゃん以外には」
「……え?」
「この動画サイトのことは、真桜ちゃん以外は知らない」
真剣な瞳が、私の目を離してくれない。
「え……、えーと……?」
困り果ててしまい、私は口元に薄く笑みを作って、声を漏らした。