片恋
特別な気持ち
「真桜ー、途中まで一緒に帰らない?」
放課後になり、ズーンと沈んだ私に、成美ちゃんが明るく話しかける。
「あ、成美ちゃん……」
「え、なに? なんかあったの? 朝と大違いじゃん」
「うん、ちょっと……。帰りながら、聞いてくれる?」
「もちろん。なんでも吐いちゃいな」
こんな時、親友の存在がとてもありがたく感じる。
休み時間のたびに、伊月くんはイヤホンで音楽を聴かせてくれて、それを嬉しく思う反面、
延藤くんに言われた言葉が、頭を離れなかった。
放課後になり、ズーンと沈んだ私に、成美ちゃんが明るく話しかける。
「あ、成美ちゃん……」
「え、なに? なんかあったの? 朝と大違いじゃん」
「うん、ちょっと……。帰りながら、聞いてくれる?」
「もちろん。なんでも吐いちゃいな」
こんな時、親友の存在がとてもありがたく感じる。
休み時間のたびに、伊月くんはイヤホンで音楽を聴かせてくれて、それを嬉しく思う反面、
延藤くんに言われた言葉が、頭を離れなかった。