エリート警視正は偽り妻へ愛玩の手を緩めない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
この間私が、GWは一日しか出かけられなかったと話したから、気遣ってくれたのかな。
朝峰さんを優しい人だと思うと同時に、私は純平さんの顔を脳裏に浮かべた。
もしかして……純平さんも、私を気にしてくれた、とか?
忙しくて、自分だけじゃ私を外に連れ出せないから、朝峰さんの申し出を受けて……。
純平さんのわかりにくい優しさに、私の胸はきゅんと疼いた。
彼も今日のことを了承しているなら、その通りにした方が心配をかけずに済む。
私は頭を切り替えて、決断した。
「わかりました」
私の返事を聞いて、朝峰さんはわかりやすく安堵した顔をする。
「決まり。じゃあ、先に東京駅に行こう。それから食事。協力へのお礼だから、どこでも好きなところを……」
「私、コンビニに行きたいです」
「は? コンビニ?」
朝峰さんは、私がレストランの名前を口にすると思っていたんだろう。
不思議そうな顔つきで、首を傾げた。
「夕飯の前に、なにか要り用?」
そう考えて納得したようで、ポンと手を打つ。
「いえ。それが希望です!」
私が胸を張って答えると、困惑顔で忙しなく瞬きをした。
朝峰さんを優しい人だと思うと同時に、私は純平さんの顔を脳裏に浮かべた。
もしかして……純平さんも、私を気にしてくれた、とか?
忙しくて、自分だけじゃ私を外に連れ出せないから、朝峰さんの申し出を受けて……。
純平さんのわかりにくい優しさに、私の胸はきゅんと疼いた。
彼も今日のことを了承しているなら、その通りにした方が心配をかけずに済む。
私は頭を切り替えて、決断した。
「わかりました」
私の返事を聞いて、朝峰さんはわかりやすく安堵した顔をする。
「決まり。じゃあ、先に東京駅に行こう。それから食事。協力へのお礼だから、どこでも好きなところを……」
「私、コンビニに行きたいです」
「は? コンビニ?」
朝峰さんは、私がレストランの名前を口にすると思っていたんだろう。
不思議そうな顔つきで、首を傾げた。
「夕飯の前に、なにか要り用?」
そう考えて納得したようで、ポンと手を打つ。
「いえ。それが希望です!」
私が胸を張って答えると、困惑顔で忙しなく瞬きをした。