エリート警視正は偽り妻へ愛玩の手を緩めない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「もう、感じっ放しだな」
「っ、ひゃんっ!」
首の後ろ、柔らかい皮膚を前歯で齧られ、背筋に痛烈な痺れが走った。
「気持ちよすぎて、『偽装結婚なのに』と抗う理性も吹っ飛んだか」
彼は、自我を失った私をあざ笑うように、私の耳に唇を掠めながらねっとりと囁く。
「お前の言う通り、偽装結婚は犯罪。……だからこうして、お前を抱いて」
なにか含めるように言葉を切るのと同時に、固く尖った私の胸の先を、骨ばった長い指できゅっと摘まむ。
「あ、ううっ」
私は、呻きながら背を仰け反らせた。
「実際に夫婦生活をすることで、限りなく真実に近付けてやる」
耳朶を甘噛みされ、心地よく低い声を、直接鼓膜に刻まれる。
「あ、あっ……」
せり上がってくる、断続的な痙攣を抑えきれない。
なのに、彼の方は余裕綽々で、声も呼吸も乱れはしない。
「日本の夫婦の半数近くが、セックスレスという統計結果を知っているか? それなら、こうしてセックスしている俺たちの方が、よっぽど本物に近い。……異論あるか?」
「ふ、うっ……」
「っ、ひゃんっ!」
首の後ろ、柔らかい皮膚を前歯で齧られ、背筋に痛烈な痺れが走った。
「気持ちよすぎて、『偽装結婚なのに』と抗う理性も吹っ飛んだか」
彼は、自我を失った私をあざ笑うように、私の耳に唇を掠めながらねっとりと囁く。
「お前の言う通り、偽装結婚は犯罪。……だからこうして、お前を抱いて」
なにか含めるように言葉を切るのと同時に、固く尖った私の胸の先を、骨ばった長い指できゅっと摘まむ。
「あ、ううっ」
私は、呻きながら背を仰け反らせた。
「実際に夫婦生活をすることで、限りなく真実に近付けてやる」
耳朶を甘噛みされ、心地よく低い声を、直接鼓膜に刻まれる。
「あ、あっ……」
せり上がってくる、断続的な痙攣を抑えきれない。
なのに、彼の方は余裕綽々で、声も呼吸も乱れはしない。
「日本の夫婦の半数近くが、セックスレスという統計結果を知っているか? それなら、こうしてセックスしている俺たちの方が、よっぽど本物に近い。……異論あるか?」
「ふ、うっ……」