※あの乙女はニセモノです
仮にも一緒に遊んで欲しいんだったらもう少し女の子の扱い勉強してから出直してきて欲しい。
まぁ私はそれでもこんなバカの相手ごめんだけどね。
本当に世の中の男ってやつはどいつもこいつも…。
「…最低なのしかいないんだから」
「あぁ?」
やばっ。
つい心の声が。
そう思った時には既に遅くて男は凄い眉間に皺を寄せて睨んでくる。
心做しか掴まれた手にも力が入っていてさっきよりも痛い。
どうしよう。
今まで我慢して穏便に済ませていた分こういう時の対処はさすがに戸惑う。
だって何せ相手は男の人だし?