※あの乙女はニセモノです

そしたら絶対、なんで知ってるの?とかどこで知り合ったの?って質問攻めされるし。



そして、その後の展開はもう…うぅ、考えたくない。



「どーも〜!みゅうちゃん先輩と大の仲良しのゆりでーす!」



男は私が頭を抱えて悩んでいる間にサラッと自己紹介をする。



なんであんたが答えるのよ…。



そんな想いを込めてジロっと睨む。



てか、誰と誰が大の仲良しだって!?



本当にありえない。



仲良くなった覚えもないしこっちはあんたのこと嫌いだわ!!



「そうだったの!?もうみーちゃんそんな事一言も言ってなかったじゃーん!!それならそうとサクッと紹介してくれたら良かったのにー!」



「別に…。紹介するも何もこいつが言ってるほど私ら仲良しじゃないし、ただの顔見知りでしかないからね!?」
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