※あの乙女はニセモノです

いやでもこの女の子…。



私はつい女の子を上から下までじっと見てしまった。



助けるも何も、あなたの方が私より遥かにか弱そうなんだけど!?



なんて考えていると女の子と目が合ってしまい慌てて逸らした。



本当に気持ちはありがたいよ?



でもこんな関係もない女の子巻き込む訳にもいかないしなぁ。



そう思いながらもう一度チラッと女の子を見る。



私よりも小さくて見るからにほっそりした華奢な身体。



こんな子が私を助けるとか巻き添えくらって終わり、だよね。
< 5 / 100 >

この作品をシェア

pagetop