※あの乙女はニセモノです

なんかこの声聞き覚えあるなって思ったけど、私の事を呼ぶ男の声なんて心当たりは一人しかいない。



振り向いた先には私の思い浮かべた人物、真央がいた。



亜子よりもさらに背が小さくて小柄。



髪の毛を低い位置で2つ結びにしていて、顔つきもまだ幼い。



見た感じ中学生…?の女の子と2人で。



え、まさか真央って。



私はてっきり真央はゆりの事が好きなんだとばかり…。



でもそっか、真央にはちゃんと彼女がいて。



彼女…が、いて。



私はつい真央と女の子を交互にチラチラと見る。



あ、いや、でも頑張ってみたら妹にも見えてくる?
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