過保護な次期社長の甘い罠〜はじめてを、奪われました〜
「……っ時間の問題じゃなくて……っ」

私の身体の問題……!

キスとキスのわずかな隙間に言葉を乗せようとしたけれど言えなかった。

「コレ、もうこんななんだけど」

だって、大我が徐に私の手を取って足の間にある固い膨らみを触らせるから!

「……っ!」

もう私の顔は尋常じゃないくらい真っ赤だろう。

「羽衣が可愛過ぎるのが悪い」

そんな風に情欲を滲ませた切なげな表情で求められてしまえば、昨日快楽を刻み込まれた私の身体の奥もきゅんと疼く。

降り注ぐキスに抵抗できなくなった私は、一晩で私の身体を知り尽くした指に、舌に、的確に弱いところをなぞられ、たぶらかされ、再び開かれて、結局朝からHPをだいぶ削られた状態で出勤するハメになったのだったーーーー。




< 156 / 180 >

この作品をシェア

pagetop