過保護な次期社長の甘い罠〜はじめてを、奪われました〜
「はい、何でしょう?」
「羽衣ちゃんって、南條専務と昔からの知り合いだったりする?」
すると目をキラキラさせた渚さんが突然思いも寄らない質問を投げて来るもんだから、
「ぅえっ⁉︎えっ⁉︎」
なんの防御もしていなかった私はまともにダメージをくらってしまい、面白いくらい動揺してしまった。
「あははっ!その反応は、ズバリ当たりだね?」
「なっ、なんで……っ⁉︎」
「じゃあさ、ひょっとしてなんだけど羽衣ちゃんの彼って南條専務、だったり?」
「うっ……!げほっ、げほっ……!」
声を最大限潜めた渚さんの口から飛び出したそれに、私は盛大にむせた。
渚さんには大我と結ばれた翌日に、大我が私の首に付けたキスマークが見つかってしまい、(自分からは見えないところに付けられていて、指摘されるまで気付かなかった……)実は前に話した初恋の人と付き合うことになったんだということは報告していた。
その報告に大興奮だった渚さんの姿はまだ記憶に新しい。
でもそれが大我だとは一言も言っていないし、バレるようなこともしていなかったはずだけど、どうして……⁉︎
「羽衣ちゃんって、南條専務と昔からの知り合いだったりする?」
すると目をキラキラさせた渚さんが突然思いも寄らない質問を投げて来るもんだから、
「ぅえっ⁉︎えっ⁉︎」
なんの防御もしていなかった私はまともにダメージをくらってしまい、面白いくらい動揺してしまった。
「あははっ!その反応は、ズバリ当たりだね?」
「なっ、なんで……っ⁉︎」
「じゃあさ、ひょっとしてなんだけど羽衣ちゃんの彼って南條専務、だったり?」
「うっ……!げほっ、げほっ……!」
声を最大限潜めた渚さんの口から飛び出したそれに、私は盛大にむせた。
渚さんには大我と結ばれた翌日に、大我が私の首に付けたキスマークが見つかってしまい、(自分からは見えないところに付けられていて、指摘されるまで気付かなかった……)実は前に話した初恋の人と付き合うことになったんだということは報告していた。
その報告に大興奮だった渚さんの姿はまだ記憶に新しい。
でもそれが大我だとは一言も言っていないし、バレるようなこともしていなかったはずだけど、どうして……⁉︎