過保護な次期社長の甘い罠〜はじめてを、奪われました〜
ネットで予約した時、辞めてしまったのか異動になってしまったのか、前回私を担当してくれた人の名前がなかったから、今回特に指名はしなかった。
「本日担当致します、坂崎です。よろしくお願いします」
今日はどうやらさっき受付をしてくれた彼が担当してくれるらしい。
「よろしくお願いします」
ぺこりと会釈して下げた頭を上げると、なぜか顎に手を当てて鏡越しに私を見たまま無言の坂崎さん。
今日はどんな感じにしますか?と質問が来ると身構えていたのに、一向にその質問が飛んでこない。
「………えっと………?」
困惑気味の私に、
「…………花里さんってもしかして、"大我と遥くんにケガさせないで!"の羽衣坊?」
「えっ⁉︎」
ようやく飛んできた質問が全く予想外の方向からで、しかもこんなところで2人の名前が出てくるとも思ってなくて、素っ頓狂な声が出てしまった。
「本日担当致します、坂崎です。よろしくお願いします」
今日はどうやらさっき受付をしてくれた彼が担当してくれるらしい。
「よろしくお願いします」
ぺこりと会釈して下げた頭を上げると、なぜか顎に手を当てて鏡越しに私を見たまま無言の坂崎さん。
今日はどんな感じにしますか?と質問が来ると身構えていたのに、一向にその質問が飛んでこない。
「………えっと………?」
困惑気味の私に、
「…………花里さんってもしかして、"大我と遥くんにケガさせないで!"の羽衣坊?」
「えっ⁉︎」
ようやく飛んできた質問が全く予想外の方向からで、しかもこんなところで2人の名前が出てくるとも思ってなくて、素っ頓狂な声が出てしまった。