シュヴァルツ・アプフェル~黒果~魔女と呼ばれた総長はただ1人を所望する
「ぁ……んっ」
はじめは、ただ口を塞がれたと思った。
でも、わたしの唇を割り入ってきた舌がわたしのそれを絡めとろうとしてくる。
その動きで、キスされているんだと気付く。
「ん、んぅ……」
でも、そのキスはとにかく苦しくて……。
唇を離してくれないから、息がしづらい。
鼻で呼吸をするのにもこの状態だと限度がある。
強引で、わたしの全てを奪うようなキスは、とにかく苦しくて……。
彼が直前に食べていたリンゴの味も相まって、まるで毒リンゴを食べさせられた白雪姫の様だと思った。
意識が朦朧として来ても、魔女はその毒のような口づけをやめてくれない。
わたしを知るあなたはだあれ?
口にすることが出来ない問を頭に浮かべながら、わたしは意識を手放した……。
はじめは、ただ口を塞がれたと思った。
でも、わたしの唇を割り入ってきた舌がわたしのそれを絡めとろうとしてくる。
その動きで、キスされているんだと気付く。
「ん、んぅ……」
でも、そのキスはとにかく苦しくて……。
唇を離してくれないから、息がしづらい。
鼻で呼吸をするのにもこの状態だと限度がある。
強引で、わたしの全てを奪うようなキスは、とにかく苦しくて……。
彼が直前に食べていたリンゴの味も相まって、まるで毒リンゴを食べさせられた白雪姫の様だと思った。
意識が朦朧として来ても、魔女はその毒のような口づけをやめてくれない。
わたしを知るあなたはだあれ?
口にすることが出来ない問を頭に浮かべながら、わたしは意識を手放した……。