シュヴァルツ・アプフェル~黒果~魔女と呼ばれた総長はただ1人を所望する
回答
***
「ホンットに! マジで心配したんだからな!?」
夕日も落ちてもうすぐ暗くなるであろう帰り道、わたしは半泣きの眞白に叱られながら歩いていた。
「うん、ごめん。本当にごめんなさい」
わたしは返す言葉もなくひたすら謝る。
時計塔の管理室でギンとキスをしてしばらく。
日もほとんど落ちかけた頃、スマホに着信がきたことに気づいた。
ハッとして画面を見た瞬間しまったと思った。
眞白を待たせてしまった、と。
電話に出て、心配され叱られながら時計塔にギンといることを話す。
そうして電話を切った後で通知を確認して無言になる。
着信の通知が他にも何度か入っていたんだ。
メッセージも『どこ行ったの?』『大丈夫なのか?』などと続いている。
これはかなり心配をかけてしまっただろう。
ギンの方にも『義姉さんと連絡が取れない。もしかしたら攫われたのかも!?』とか連絡が入っていたらしく、2人で顔を見合わせ無言になった。
結果、迎えに来てくれた眞白に2人揃ってごめんなさいと頭を下げることとなった……。
「兄さんも兄さんだよ! 一緒にいるなら早く連絡くれればいいのに!!」
「……ごめん」
「ホンットに! マジで心配したんだからな!?」
夕日も落ちてもうすぐ暗くなるであろう帰り道、わたしは半泣きの眞白に叱られながら歩いていた。
「うん、ごめん。本当にごめんなさい」
わたしは返す言葉もなくひたすら謝る。
時計塔の管理室でギンとキスをしてしばらく。
日もほとんど落ちかけた頃、スマホに着信がきたことに気づいた。
ハッとして画面を見た瞬間しまったと思った。
眞白を待たせてしまった、と。
電話に出て、心配され叱られながら時計塔にギンといることを話す。
そうして電話を切った後で通知を確認して無言になる。
着信の通知が他にも何度か入っていたんだ。
メッセージも『どこ行ったの?』『大丈夫なのか?』などと続いている。
これはかなり心配をかけてしまっただろう。
ギンの方にも『義姉さんと連絡が取れない。もしかしたら攫われたのかも!?』とか連絡が入っていたらしく、2人で顔を見合わせ無言になった。
結果、迎えに来てくれた眞白に2人揃ってごめんなさいと頭を下げることとなった……。
「兄さんも兄さんだよ! 一緒にいるなら早く連絡くれればいいのに!!」
「……ごめん」