シュヴァルツ・アプフェル~黒果~魔女と呼ばれた総長はただ1人を所望する
もはや当たり前の様にシロガネの部屋に行き、2人きりになるとそれだけで甘い雰囲気になる。
ベッドの近くまで手を引かれ、髪やこめかみ、耳たぶに頬とキスの雨が降りそそぐ。
シロガネの力強い腕はしっかりとわたしの腰に回り、もう片方の手が首筋を撫でる。
「んっ……シロガネ? 疲れてるんじゃないの?」
キス以上を求められている様子に疑問を投げかける。
拒みたいわけじゃないけれど、疲れているのは確実なのにそういうことをしたいと思うんだろうかと疑問に思った。
「まあ、色んな意味で疲れてるけどな……だからこそ雪華が欲しい」
直接的な言葉にドクリと心臓が跳ねる。
熱のこもったアンバーの瞳がわたしを捕らえて離さない。
そのオレンジがかった赤みのある茶色の目に吸い込まれる。
わたしだけを見つめるその目は、言葉よりも雄弁にわたしが欲しいと物語っていた。
見つめ合うだけで、心がすでに溶かされてしまいそう。
「それに、俺の言葉を忘れてた罰もあるしな?」
「うっ」
その言葉に時計塔で言われたことを思い出す。
たしか、罰はあとでたっぷりしてやるとか言ってたような……。
ベッドの近くまで手を引かれ、髪やこめかみ、耳たぶに頬とキスの雨が降りそそぐ。
シロガネの力強い腕はしっかりとわたしの腰に回り、もう片方の手が首筋を撫でる。
「んっ……シロガネ? 疲れてるんじゃないの?」
キス以上を求められている様子に疑問を投げかける。
拒みたいわけじゃないけれど、疲れているのは確実なのにそういうことをしたいと思うんだろうかと疑問に思った。
「まあ、色んな意味で疲れてるけどな……だからこそ雪華が欲しい」
直接的な言葉にドクリと心臓が跳ねる。
熱のこもったアンバーの瞳がわたしを捕らえて離さない。
そのオレンジがかった赤みのある茶色の目に吸い込まれる。
わたしだけを見つめるその目は、言葉よりも雄弁にわたしが欲しいと物語っていた。
見つめ合うだけで、心がすでに溶かされてしまいそう。
「それに、俺の言葉を忘れてた罰もあるしな?」
「うっ」
その言葉に時計塔で言われたことを思い出す。
たしか、罰はあとでたっぷりしてやるとか言ってたような……。